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一大事

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 昨日、大本山・永平寺 三浦信英氏の講演を聞く機会を得た。
 タイトルはズバリ「禅」であった。サブタイトルは「授かりしものを大事に使い、使いきる」である。三浦氏は「禅」を「そのまま」と説いていた。人間にとって命は一番大切なものである。私たちに授かった命をありのまま、そのまま生きることが大切であると言っていた。そのままとは奥が深い。もちろん力を抜いて生きることではない。サブタイトルのように、大事に使いきることである。生きるとは授かった命を削っていくことである。今生かされている意義を考え、今を大事にすることこそ禅でいうところの「一大事」である。
 一日たって”今を生きる”ことについて考えてみた。今この瞬間を生きるとは、どうしたらいいのだろうか。ジタバタすることはない。”自分”を生きることだろうと思う。今私がしなければいけないものは何なのか。守らなければならないものは何なのか。それを”そのまま”するだけなのだと思う。
 人には必ず使命がある。職業人であれば、仕事は欠かせない。家族を考えることも勿論である。一人ひとりがそこを考えることが大切なのではないだろうか。また、それだけでいいのではないだろうか。つまり人は自分の使命を果たすことだけでいいのだと思う。それが社会の成り立ちである。
 会場の加賀「ゆめのくに天祥」の大広間は、側面の広いガラスの外に黒々とした大きな岩が一面迫っている。”さあ、おまえはどうする”とでも問われているような部屋環境であった。ほんの少し成長した一日を送れた。
 でも懇親会では、やはり弾けていた。 

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